【Riskified夏季旅行調査】AIがもたらす夏の旅行ブームの裏で、使い勝手の悪いセキュリティと詐欺への懸念がEC事業者のコンバージョン低下の脅威に

Riskifiedの「2026年夏の旅行に関する意識調査」により、デジタルやAIツールによる旅行計画の変革が明らかになる一方、セキュリティや信頼性への懸念が決済時の意思決定に影響を与え続けていることが明らかに

ニューヨーク、2026年6月30日 ― eコマースの不正検知およびリスクインテリジェンスの世界的リーダーであるRiskified Ltd.(本社:イスラエル、CEO:イド・ガル、NYSE:RSKD、以下Riskified)は本日、2026年の夏の旅行シーズンを前に実施したグローバル調査の結果を発表しました。本調査では、消費者の旅行行動や予約時の体験、そしてデジタルやAIを活用した旅行ツールに対する信頼度について深く掘り下げています。

本調査は、日本、アメリカ、イギリス、中国、メキシコ、ブラジル、コロンビアの7カ国・4,000人以上の消費者を対象に実施されました。その結果、今夏のシーズンに向けた旅行需要の強い高まりと、旅行計画におけるデジタルやAIツールの活用が世界規模でさらに定着している実態が明らかになりました。

「Riskified 2026年夏季旅行に関する意識調査」の主な結果は以下の通りです。

  • 消費者の81%が旅行の計画にデジタルプラットフォームを利用しており、さらに26%はすでにChatGPTやGeminiなどのAIツールを活用していることが分かりました。
  • 旅行の目的は「レジャー・観光」が63%と大部分を占め、次いで「友人や家族への訪問」(25%)、「ライブイベントへの参加」(7%)、「出張・ビジネス」(5%)という結果になりました。
  • オンラインでチケットを購入する際の最大の懸念事項として、47%が「決済時のセキュリティ」を挙げ、39%が「偽チケットや無効なチケット」を挙げました。
  • 半数以上(53%)の消費者が、本人確認の手順が原因で「たまに」、または「頻繁に」予約から離脱することがあると回答しました。
  • 人が介在しない状態で、AI旅行ボットに決済情報やパスポートの暗証番号・詳細情報を提供してもよいと回答した消費者は、わずか17%にとどまりました。
  • 63%の消費者が、たとえ不審な点があっても、大幅な割引があれば急いで予約してしまうことを認めており、これが詐欺師たちにとって格好の脆弱性となっています。

旅行の計画段階ではAIツールが広く活用されている一方で、予約の完了や、決済情報・パスポート詳細などの機密情報の共有という段階になると、信頼度は急激に低下することが分かりました。

オンラインでチケットを購入する際、半数近くの消費者が「決済時のセキュリティ」(47%)を最大の懸念事項として挙げており、さらに39%が「偽チケットや無効なチケット」に対しても不安を感じています。この結果は、金銭的な安全管理とチケットの信頼性の担保という、より広範な課題が存在していることを浮き彫りにしています。

予約時の体験に関しては依然としてばらつきがあり、スムーズな予約を体験できたと回答した消費者はわずか約3分の1にとどまりました。多くの消費者が、決済時の誤認拒否や、予約手続きを中断・阻害しかねない複雑な本人確認ステップなどのフリクションに直面しています。

不正を防ぐために設計された本人認証ステップもまた、予約の完了率に影響を与える可能性があります。半数以上の消費者が、こうした手順が原因で「たまに」、または「頻繁に」離脱することがあると回答しています。

こうした課題がある一方で、価格は依然としてコンバージョンを強力に後押しする要因となっています。消費者の63%は、たとえ購入手続きにフリクションを感じたとしても、大幅な割引があれば急いで予約してしまうと回答しています。

RiskifiedのCMOであるJeff Ottoは次のように述べています。 「AIはすでに消費者の旅行計画のあり方を形作り始めていますが、いざ決済段階になると、計画時と同等の信頼を得るには至っていません」 「当社のデータは、旅行を計画する段階と、実際の購入段階との間に明確なギャップがあることを示しています。消費者はAIを活用して旅行をリサーチすることには抵抗がありませんが、支払いや個人情報、そして予約の確実性が関わってくる局面では、依然として強固なセキュリティーを求めています。 旅行を扱うEC事業者にとっての課題は、その絶妙なバランスを取ることにあります。高度化する詐欺を阻止できる強力なセキュリティを備えつつ、煩雑さを理由に『購入を断念する』と回答した53%もの顧客を逃がさない、スムーズな決済体験を提供することが求められているのです」

調査について

Riskifiedは、アメリカ、イギリス、中国、日本、メキシコ、ブラジル、コロンビアの計4,060人の消費者を対象にグローバル調査を実施し、旅行計画における行動、予約時の体験、およびAIを活用した旅行ツールに対する信頼度を追跡・調査しました。